なぎこの書斎

書籍やゲーム、漫画の紹介と考察を中心に書いています。[たまに日用品や食べ物なども紹介しています。

咲うアルスノトリア カンタベリ修道騎士団 第3部隊隊長 第12部隊隊長 一般騎士

咲うアルスノトリア カンタベリ修道騎士団 第12部隊隊長 第3部隊隊長 一般騎士

情報がなさすぎるので名前の由来とかしか書けませんが、無いのもさみしいのでまとめさせていただきました。

カンタベリ修道騎士団部隊長

カンタベリ修道騎士団 第三部隊隊長並びに副団長 セシル・ミュンツァー

セシル(Cecil)は姓でもあり男性の名前で、 ラテン語の「盲目の」「幻惑された」「陰気な」「見極めがたい」に由来する*1そうです。

ミュンツアーはドイツの宗教改革者トマス・ミュンツァーに由来*2

オリジナルの武器を作成する「武器庫」。フスさんの特徴的な武器はどこで調達したんだろうと常々思っていたのですが、もしかしたらミュンツアーさんの作成かもしれません。

一章から度々名前だけ出てきた騎士でもあります。

 

セシル・ミュンツァーのインシグニア

馬と騎士と、薔薇と十字架の、どこかレリーフじみたインシニグア。

 

カンタベリ修道騎士団 第12部隊隊長 シモン・ヒューエンデン

シモン (Simon) は、古代のユダヤ人に由来する人名で、元々はユダヤ名のシメオン (Simeon) で、これがギリシャ化されたものだそうです*3

英語圏になると「サイモン」と呼びます。

ヒューエンデンはオーストラリアの地名*4のようです。

カンタベリ修道騎士団は宗教改革者が名前の由来となっているのですが、恐らくあまり自信が無いですが、アンリ・ド・サン=シモン*5ではないかと思います。

暗殺術が得意。

フスさん(元殺し屋)といい、カンタベリ修道騎士団物騒過ぎません?

団長、もしかして返り討ちにして味方に引き込んでるとかしています?

 

シモン・ヒューエンデンのインシグニア

髑髏を手に持った首の無い、夥しい剣が突き刺さる「なにか」。

その頭上には天使のごとき羽を持つ女性。

悪魔のような、けれどロウソクや十字架のような剣など聖なるものを思わす禍々しさと神聖さが両立しているインシグニア。

 

カンタベリ修道騎士団第一部隊「ブツァー隊」

副隊長 カーク・ハミルトン

カンタベリ修道騎士団で一番結婚したくなるような男性ですね(※個人の主観です)。

色男リュシアン・ブツァーの副隊長がこんな常識的で普通な盾使いの男性ということにこっちの情緒が狂います。

 

名前の由来ですが、「Kirk(カーク)」は古ノルド語のkirkja「教会」を語源とする名前で、英語とスコットランドの姓でもあるようです*6

姓の「Hamilton(ハミルトン)」は古い英語のハメル「曲がった、切断された」とダン「丘」 に由来するスコットランドと英語の姓に由来。イギリスのレスターシャーにある町の名前からだそうです*7

常のごとく宗教改革者や学者に由来すると思われますが、カークもハミルトンもよくある名前のようで検索しても情報量が膨大で断念しました。

 

フーゴ・クラーメル

Hugo(フーゴ)は古いドイツ語を起源としていて、真面目で強く格式高い名前のようです*8。光り輝く心という意味*9

姓はオランダの神学者クラーメルからだと思われます*10

エリアス・トルケ

Elias(エリアス)はElijah(エリヤ)に由来。旧約聖書に出てくる預言者の名前です*11

Tolke(トルケ)は不明。

ホルガー・エックハルト

Holger(ホルガー)は古ノルド語の名前Hólmgeirrに由来し、holmr (小さな島) とgeirr (槍) に由来します。

La Chanson de Rolandやその他の中世フランスのロマンスでは、これはシャルルマーニュの騎士の 1 人の名前でOgierとも呼ばれます。*12

デンマークの出身かもしれません。

姓のエックハルトは中世ドイツの神学者マイスター・エックハルト*13から。