保育園の年長さんだったので、五歳か六歳頃に同じ保育園に通っていた男の子の笑顔を見て「あ、この子将来絶対にいい男になる!」と思って恋に落ちてました。
頭がよく物静かな男の子で、体が弱いのか小学校では休みがちでした。
彼は漢字が好きで、伝記が好きで、私は彼をきっかけに漢字と本が大好きになりました。
私がいじめにあってたとき、愚痴きいてくれて、先生に言えない私に代わって先生に言ってくれていじめがなくなりました。
中学生になって彼は背が伸びてとてもかっこよくなって、直視出来なかったので正直この頃の彼はあまり覚えていません。
ずっと私の中では、恋に落ちた幼い彼の笑顔です。
高校で道が分かれ、その後ずっと会っていません。
ですが、五歳か六歳のときから二十歳頃までずっと好きでした。
人生の半分以上彼のことが大好きでしたが、30超えた今は「元気にしているだろうか」「幸せになっていてくれたらいいな」「彼の奥様と健やかならいいな」とふと思うくらいです。